アキレス腱断裂
- 受傷時にバットで殴られたような感じ
- 受傷時に破裂したような音がした
- 走っていたら急にアキレス腱に激痛がはしった
- 歩けるがつま先立ちができない
- 痛すぎて歩けない
アキレス腱断裂ってどんな疾患?
アキレス腱断裂は10代から発症し、年齢や競技レベルに関係なく発生します。
一般に中高年に好発すると言われていますが、中高年を30~50歳とすれば20歳間の発生数となるためで、単年齢別にみるとスポーツ活動が盛んな20歳と28歳が最も多いです。
そもそもアキレス腱とは足の踵の腱のことです。
アキレス腱断裂は下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)と踵骨(かかとの骨)を連結する腱性部分が断裂する状態です。
歩行は可能ですが、下腿三頭筋筋力の伝達ができなくなるため体重を支えての踵上げができないです。
ただし足底筋腱が温存されていれば足部の底屈は可能なことがあります。
受傷の衝撃の割には受傷後の疼痛が少なく、歩行も可能なため見逃され陳旧化される例もあります。
受傷時にはふくらはぎを叩かれた感じなどの衝撃を感じることもあります。破裂した時の音が聞こえる場合もあります。
アキレス腱断裂を発症させる機序
スポーツ活動中に足関節を突然後ろから蹴られたとか、ボールがあたったような強い衝撃感が起こります。
受傷時の衝撃音は周囲に聞き取れるほど、大きいことも多いです。
ジャンプ動作・踏み込み動作・バックステップなど下腿三頭筋筋力を急激に発揮したときに断裂してしまいます。
断裂の原因は、腱の微小な損傷もしくは変性と言われています。
しかし、特に年齢の若い競技者の受傷状態は、むしろ普段よりも調子が良かったと言う方が多いです。
つまり筋肉のコントロールが不十分となり、通常より収縮力が強大となるような不均衡な状態に陥り、断裂に繋がった可能性があります。
中年以降の受傷も、単に柔軟性が低下しているというだけでなく、運動不足による筋収縮のコントロールの低下が影響していると考えられています。
診断方法
一般に特殊な検査が必要なことはほとんどなく、アキレス腱の部分に陥凹があるかを触ってみることが一番確かな診断とも言えます。
ただし、腫脹が強い場合は痛みの為、陥凹が触知できないので注意しましょう。
腫脹が強く陥凹が触知できないときはエコーやMRIが有用です。
徒手的検査で代表的な検査なものは、Thompson’s squeeze testがあります。
うつ伏せになり、下腿三頭筋の筋腹を強くつまむと足関節が底屈しますが、アキレス腱の断裂があれば反応しません。
応急処置
受傷直後は、基本処理のRICE処置を行います。
RICE処置は、安静(Rest)・冷却(Icing)・圧迫(Compression)・挙上(Elevation)の略です。
足関節は軽度底屈位での固定が適しています。
治療
一般的に手術療法ではギプス固定が4週間程度ですが、一般的な保存療法は6週間程度のことが多いです。
全荷重歩行も手術では4週後、保存療法では6週後です。
受傷種目への復帰は手術では5か月頃から可能となるが、保存療法では7か月余りと言われています。
当整骨院は保存療法での治療が得意
完全断裂の場合は、手術でしか改善できない場合もありますので、その場合は初診時に検査をさせていただきます。
当整骨院は、アキレス腱断裂に対し、特殊な電気療法「ハイボルト療法」をさせていただきます。
ハイボルトは、全国の施術者から圧倒的な信頼がある伊藤超短波製のES-4000という最先端の施術器機を用いて特殊なメゾットを用いて痛みに対して圧倒的な成果を出すことができます。
痛みの原因となっている深部の筋肉に対してアプローチができるので圧倒的な結果がでます。
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